保険の歴史
保険の歴史についてご紹介します。
皆さんも、保険は中世ヨーロッパ時代に生まれたものだと人に聞いたことがあるかもしれません。
この保険は「ひとりのリスクをみんなに分散する」という考え方が原点で、この考え方の起源は実は紀元前の古代ギリシャ時代にさかのぼります。
◆保険の考え方の誕生
古代ギリシャ時代に行われていた海上輸送では、輸送船の積荷に対する損害を船主と荷主が負担するという習慣がありました。
海上輸送は、嵐や海賊など、予期せぬ危険があったためです。
このリスクの分散が保険の始まりになります。
◆海上保険
そして中世ヨーロッパの大航海時代に初めての保険と言われる海上保険が生まれました。
火災保険を扱う大手保険会社にも「○○海上」という名前が多いですよね。
海上保険は、航海が失敗したときは金融業者が積荷の代金を支払い、航海が成功したときは金融業者に手数料を支払うという仕組みです。
危険が伴う航海に対し、保険料を払うことで失敗した場合の資産を取り戻すため構造が生まれました。
小額のお金でリスクを取り除くことが出来る利点は大きなメリットがあります。
◆火災保険の誕生
火災保険の始まりは、1669年のロンドン大火です。
このロンドン大火により市内が4日間にわたり焼き尽くされたことを教訓に、1681年に世界初の火災保険が誕生します。
またこのとき、ロンドンでは都市作りの大幅な改革が行われました。
過去の火災の発生率や全焼数、損害額と現在の建物数などから保険料を算出するという、近代的な火災保険の基礎となった考え方が生まれました。
それから火災保険の会社が産業革命の波とともに設立されていきました。
◆日本の火災保険の登場
日本の火災保険の誕生も同様に海上貿易から始まりました。
16世紀の朱印船貿易の時には海難事故のリスクから、既に保険の考え方が存在していました。
現在の火災保険制度は、幕末から明治維新にかけて外国から入ってきました。
1878年の海上保険を発端とし、1887年に火災保険が誕生しています。